小学校高学年からの小児矯正は遅い?中学生まで待つより早く始めるメリット
「小学校高学年から小児矯正を始めても間に合いますか?」「中学生になってからでもよいですか?」というご相談は少なくありません。高学年の小児矯正は、低学年より治療が難しくなる面があります。一方で、中学生になってから始めるより、小学生のうちに顎の成長や骨の柔らかさを利用できるメリットがあります。顎を広げることで、出っ歯の悪化や将来の抜歯矯正を防げる場合もあります。本コラムでは、小学校高学年からの小児矯正について解説します。
結論:小学校高学年からでも小児矯正は可能です。中学生まで待つより、成長を利用できるメリットがあります
小学校高学年からでも、小児矯正を始められる場合があります。高学年は歯の生え替わりが多く、低学年より治療は難しくなりやすい時期です。しかし、中学生になってから始めるよりも、小学生のうちに顎の成長や骨の柔らかさを利用できるメリットがあります。小学生は大人に比べて骨が柔らかく、歯が動きやすいため、痛みが少なく治療を進めやすい場合があります。また、顎を左右に広げて永久歯のスペースを作ることで、出っ歯の悪化や将来の抜歯矯正を防げる可能性もあります。伊藤歯科クリニックでは、1000人以上の小児矯正経験をもとに、高学年でも9割以上の患者さんが1年以内の完了を目指しています。
小学校高学年からの小児矯正は遅い?
小学校高学年からの小児矯正は、決して遅すぎるわけではありません。9歳、10歳、11歳、12歳ごろになると、永久歯への生え替わりが進み、歯ならびやかみ合わせの問題がはっきり見えてくることがあります。前歯のガタガタ、出っ歯、受け口、開咬、永久歯のスペース不足などが目立ち始めるのもこの時期です。
一方で、高学年は低学年と比べると、治療計画が難しくなる場合があります。理由は、生え替わりが多く、歯列の状態が短期間で変化しやすいためです。乳歯が抜ける、永久歯が生える、奥歯のかみ合わせが変わるといった変化が続くため、装置の適合や治療計画をこまめに確認する必要があります。
しかし、高学年だからといって、中学生まで待つ方がよいとは限りません。中学生になると、永久歯列に近づき、顎の成長を利用できる幅が少なくなります。小学生のうちであれば、まだ骨が柔らかく、顎の幅や歯の向きに働きかけやすい時期です。高学年で矯正の必要性に気づいた場合は、まず小児矯正に対応できる医院で相談することが大切です。
高学年でも治療できる場合があります
小学校高学年でも、歯ならびやかみ合わせの状態によっては、小児インビザライン矯正や小児本格矯正で改善を目指せる場合があります。特に、永久歯の生え替わりがある程度進んでいる場合は、現在の歯列を見ながら具体的な治療計画を立てやすい面もあります。高学年だから遅いと決めつけず、まずは診断を受けることが大切です。
中学生まで待つより、小学生の成長を利用できる場合があります
高学年は低学年より治療が難しくなる面がありますが、中学生になってから始めるより、成長を利用できる可能性があります。小学生のうちは骨が柔らかく、歯が動きやすい時期です。顎の幅、歯の向き、永久歯のスペースに働きかけることで、将来の治療を軽くできる場合があります。
高学年の小児矯正が難しくなる理由
小学校高学年の小児矯正が難しくなる理由は、歯の生え替わりが一気に進む時期だからです。低学年では、前歯と6歳臼歯を基準に治療計画を立てやすいことがあります。一方、高学年では、乳歯が抜けたり、永久歯が生えたりする変化があちこちで起こります。
この時期に矯正装置を作ると、装置が完成した後に乳歯が抜けたり、新しい永久歯が出てきたりして、装置が合わなくなることがあります。特に取り外し式のマウスピース型装置では、歯の形や位置が変わると、装置の適合が変わりやすくなります。
また、高学年では永久歯が並ぶスペース不足がはっきりしていることが多く、歯のガタガタやかみ合わせの問題も複雑になりやすくなります。顎の成長を利用できる期間も低学年より短くなるため、より具体的に歯を動かす治療計画が必要になる場合があります。
ただし、難しいから治療できないという意味ではありません。難しい時期だからこそ、診断、治療計画、装置管理、装着時間の確認が重要になります。高学年の治療は、医院の経験と管理力によって結果が大きく変わることがあります。
生え替わりで装置が合わなくなることがあります
高学年では、乳歯が抜けたり永久歯が生えたりすることで、装置が合わなくなることがあります。装置が合わないまま使い続けると、予定通りに歯が動かなかったり、治療が長引いたりする場合があります。生え替わりに合わせて装置の適合を確認し、必要に応じて計画を修正することが大切です。
歯のガタガタやスペース不足がはっきりしやすい時期です
高学年になると、永久歯が増えるため、スペース不足や歯のガタガタがはっきりしてきます。見た目で分かりやすくなる一方、治療の難易度も上がる場合があります。歯の大きさ、顎の幅、永久歯の位置、かみ合わせを確認し、マウスピース矯正で対応できるのか、小児本格矯正が必要なのかを判断します。
高学年から始めるメリット
高学年の小児矯正は難しさもありますが、この時期だからこそのメリットもあります。特に大きいのは、中学生になってから始めるより、まだ成長を利用できる可能性があることです。
小学生の骨は大人に比べて柔らかく、歯が動きやすい時期です。そのため、同じように歯を動かす場合でも、大人の矯正より痛みが少なく、歯の移動が進みやすいことがあります。永久歯が生えそろい、顎の成長が落ち着いてからでは、歯を動かすことはできても、顎の成長を利用することは難しくなります。
また、高学年では、顎を左右に広げることで、永久歯が並ぶスペースを作れる場合があります。顎の幅が狭いまま歯を並べようとすると、前歯が外側に出て出っ歯感が強くなったり、将来的に抜歯矯正が必要になったりすることがあります。成長を利用して顎の幅を整え、歯の向きをそろえておくことで、出っ歯の悪化や抜歯矯正の可能性を減らせる場合があります。
さらに、成長のスパートが来る小学生の間に歯の向きを整えておくことは、口元や顔立ちの印象にも関係することがあります。歯ならび、かみ合わせ、顎の成長、唇の閉じ方が整うことで、口元の印象が自然になりやすい場合があります。ただし、必ず顔立ちが変わる、必ず抜歯を避けられる、というわけではありません。大切なのは、成長を利用できるうちに、今できる治療を見極めることです。
骨が柔らかく、歯が動きやすい時期です
小学生は大人に比べて骨が柔らかく、歯を動かしやすい時期です。そのため、矯正治療中の痛みが少なく、歯の移動も進みやすい場合があります。高学年でも、小学生であるうちは成長を利用できる余地があります。中学生まで待つよりも、早く相談するメリットがあります。
顎を広げることで、出っ歯や抜歯矯正を防げる場合があります
永久歯が並ぶスペースが足りない場合、顎を左右に広げることで歯が並ぶ場所を作れる場合があります。スペース不足を放置すると、前歯が前に押し出されて出っ歯感が強くなったり、将来的に抜歯矯正が必要になったりすることがあります。高学年のうちに顎の幅や歯の向きに働きかけることで、将来の選択肢を増やせる場合があります。
高学年でもマウスピース矯正で治療できる?
小学校高学年でも、マウスピース矯正で治療できる場合があります。高学年は永久歯の生え替わりが進んでいるため、歯ならびやかみ合わせの問題が見えやすく、具体的な治療目標を立てやすい面もあります。
マウスピース矯正では、透明な装置を一定時間装着し、段階的に歯を動かしていきます。取り外しができるため、食事や歯みがきがしやすいことはメリットです。一方で、装着時間を守れないと治療が進みにくくなります。また、高学年では生え替わりによる装置の不適合が起こる場合があるため、治療中の確認が欠かせません。
伊藤歯科クリニックでは、1000人以上の小児矯正を行ってきた経験をもとに、マウスピース矯正を適切に管理しています。高学年でも、歯の動き、生え替わり、装置の適合、装着時間を確認しながら進めることで、9割以上の患者さんが1年以内の完了を目指しています。
ただし、すべてのお子さまがマウスピース矯正だけで治療できるわけではありません。歯の重なりが強い場合、骨格的な受け口や出っ歯が強い場合、装着時間を守れない場合、固定式装置の方が適している場合もあります。
マウスピース矯正は管理が結果に直結します
マウスピース矯正は、装置を作れば自動的に進む治療ではありません。装着時間、アライナーの浮き、歯の動き、生え替わりのタイミングを確認しながら進める必要があります。特に高学年では、途中で歯列の状態が変わるため、計画通りに進んでいるかを見極める管理力が重要です。
1年以内の完了を目指せる場合があります
高学年でも、歯ならびやかみ合わせの状態、装着時間、治療計画が合っていれば、短期間で完了を目指せる場合があります。伊藤歯科クリニックでは、小児矯正の経験をもとに、高学年でも9割以上の患者さんが1年以内の完了を目指しています。ただし、治療期間には個人差があるため、診断で現在の状態を確認することが大切です。
高学年の小児矯正で医院選びが大切な理由
高学年の小児矯正では、医院選びがとても大切です。高学年でも治療できる医院は多くありません。理由は、生え替わりが多く、装置の管理や治療計画の修正が必要になりやすいからです。
特にマウスピース矯正では、最初の計画だけでなく、治療途中の管理が重要です。アライナーが浮いているのにそのまま進めると、予定通りに歯が動かず、治療が長引くことがあります。永久歯が生えて装置が合わなくなった場合には、どのタイミングで作り直すか、計画を変更するかを判断する必要があります。
また、高学年では、マウスピース矯正だけでなく、小児本格矯正や二期矯正への移行を考える場合もあります。マウスピース矯正にこだわりすぎると、必要な治療時期を逃してしまうことがあります。反対に、固定式装置しか提案されない場合も、お子さまの生活負担が大きくなることがあります。
医院を選ぶときは、小児矯正の経験数、高学年の治療経験、マウスピース矯正の管理体制、顎の成長を利用した治療計画、二期矯正までの説明、費用の見通しを確認しましょう。高学年の小児矯正は、治療そのものよりも、途中の判断力が結果を左右します。
高学年の治療経験があるか確認しましょう
高学年の小児矯正は、低学年の治療とは違う難しさがあります。歯の生え替わり、装置の適合、永久歯のスペース不足、装着時間の管理などを見ながら進める必要があります。高学年の治療経験がある医院であれば、途中の変化に対応しやすくなります。
顎の成長と二期矯正の可能性まで説明してくれる医院を選びましょう
高学年から治療を始める場合、現在の小児矯正でどこまで改善を目指すのか、顎の成長をどこまで利用できるのか、永久歯が生えそろった後に二期矯正が必要になる可能性があるのかを確認することが大切です。治療期間、費用、次の選択肢を説明してくれる医院を選ぶと、治療後の不安を減らしやすくなります。
高学年から始める場合の治療期間と費用の考え方
高学年から小児矯正を始める場合、治療期間や費用は、歯ならびの状態、かみ合わせ、装置の種類、装着時間、生え替わりの状況によって変わります。前歯のガタガタが中心なのか、出っ歯や受け口があるのか、永久歯のスペース不足がどれくらいあるのかによって、治療計画は異なります。
マウスピース矯正で短期間の改善を目指せる場合もありますが、生え替わりによって装置の作り直しが必要になったり、治療計画を変更したりする場合もあります。そのため、最初の費用だけでなく、装置の再製作、二期矯正への移行、保定装置、通院管理まで含めて確認することが大切です。
伊藤歯科クリニックでは、高学年でも9割以上の患者さんが1年以内の完了を目指せるよう、治療計画と管理を行っています。ただし、治療期間には個人差があります。装着時間を守れない場合や、歯の重なりが強い場合、骨格的な問題が強い場合は、治療期間が長くなることがあります。
短期間で終わるかは診断で判断します
高学年だから必ず長くかかるわけではありません。一方で、すべてのお子さまが短期間で終わるわけでもありません。歯の状態、永久歯の位置、かみ合わせ、装着時間を確認したうえで、どこまでを1年以内に目指せるかを判断します。短期間を希望する場合ほど、最初の診断が重要です。
装置の作り直しや二期矯正の費用も確認しましょう
高学年では、生え替わりによって装置の作り直しが必要になる場合があります。また、小児矯正後に二期矯正が必要になることもあります。治療を始める前に、追加費用の可能性、二期矯正への移行費用、保定装置の費用を確認しておくと安心です。
高学年から小児矯正を始める前に確認したいこと
高学年から小児矯正を始める前には、いくつか確認しておきたいポイントがあります。まず、現在の歯ならびだけでなく、永久歯の位置、顎の成長、かみ合わせを確認することが大切です。見た目には前歯のガタガタだけに見えても、奥歯のかみ合わせや骨格的な問題が隠れている場合があります。
次に、装着時間を守れるかどうかを確認しましょう。マウスピース矯正では、装置を決められた時間使うことが治療結果に影響します。高学年になると、学校、習い事、塾、友達との予定が増え、生活リズムが忙しくなります。装置を使う時間をどう確保するか、ご家庭で確認しておくことが大切です。
また、むし歯予防も重要です。矯正治療中にむし歯ができると、治療を中断する場合があります。マウスピース矯正では、装置を入れる前の歯みがきと、装置の洗浄が大切です。
さらに、今の治療でどこまで改善を目指すのか、二期矯正が必要になる可能性があるのかも確認しましょう。高学年からの小児矯正では、現在の改善と将来の仕上げを分けて考えることが大切です。
本人が治療に参加できるかも大切です
高学年では、お子さま本人の理解と協力が治療結果に大きく関係します。マウスピースを使う理由、装着時間、歯みがき、装置の管理を本人が理解していることが大切です。保護者の方だけが頑張るのではなく、お子さま本人も治療に参加できる状態を作りましょう。
高学年からの小児矯正でよくある質問
高学年から小児矯正を始める場合、保護者の方から多くの質問をいただきます。
まず多いのは、「もう遅いですか?」という質問です。高学年からでも治療できる場合はあります。さらに、中学生まで待つより、小学生のうちに成長を利用できるメリットがあります。ただし、低学年よりも生え替わりや装置管理が難しくなるため、診断と医院選びが大切です。
次に、「マウスピース矯正だけで治りますか?」という質問です。マウスピース矯正で改善を目指せる場合もありますが、歯の重なりが強い場合や骨格的な問題がある場合は、小児本格矯正や二期矯正が必要になることがあります。
「1年以内に終わりますか?」という質問も多くあります。伊藤歯科クリニックでは、高学年でも9割以上の患者さんが1年以内の完了を目指しています。ただし、装着時間、歯の動き、かみ合わせ、永久歯の生え替わりによって期間は変わります。
また、「抜歯を避けられますか?」という質問もあります。顎を左右に広げてスペースを作ることで、将来の抜歯矯正の可能性を減らせる場合があります。ただし、歯の大きさや顎の成長には個人差があるため、必ず抜歯を避けられるわけではありません。
高学年からでも、まずは相談することが大切です
高学年からでは遅いかどうかは、診察しなければ判断できません。歯ならび、かみ合わせ、永久歯の位置、顎の成長、装着習慣を確認することで、今できる治療が見えてきます。中学生まで待つより、小学生の成長を利用できる場合があります。気になる場合は早めに相談しましょう。
小学校高学年からの小児矯正をお考えの方は、西宮市甲子園の伊藤歯科クリニックにご相談ください
小学校高学年からでも、小児矯正を始められる場合があります。高学年の治療は難しめになりますが、中学生まで待つより、小学生の骨の柔らかさや成長を利用できるメリットがあります。顎を左右に広げることで、出っ歯の悪化や将来の抜歯矯正を防げる場合もあります。伊藤歯科クリニックでは、1000人以上の小児矯正経験をもとに、マウスピース矯正を適切に管理し、高学年でも9割以上の患者さんが1年以内の完了を目指しています。高学年だから遅いとあきらめる必要はありません。小学校高学年からの小児矯正で迷っている方は、ぜひ一度ご相談ください。
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監修者プロフィール
- プロフィール
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大阪大学歯学部卒業。同大学大学院修了(歯学博士)。
口腔外科領域において高度な臨床経験を積んだ後、伊藤歯科クリニックを開院。
歯科医師臨床研修指導医。3500症例以上の矯正治療経験を有するマウスピース矯正の臨床家。
甲子園矯正歯科 伊藤歯科クリニックでは、年間300症例以上を院長自ら一貫して直接治療・経過管理している。
さらに外部歯科医院を含め年間750症例以上のマウスピース矯正治療を統括・管理し、インビザライン・ブルーダイヤモンドプロバイダーに認定。
多数症例の解析データに基づき、再現性と安全性を重視した治療設計を実践している。 - 資格
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- 歯科医師(大阪大学歯学部卒業)
- 歯学博士(大阪大学大学院歯科口腔外科)
- 歯科医師臨床研修指導医
- インビザライン(マウスピース矯正)
- ブルーダイヤモンドプロバイダー(年間750症例以上)
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