子供矯正の費用はいくら?小児夜間マウスピース矯正・小児本格矯正・二期矯正の考え方
「子供矯正の費用はいくらくらいかかりますか?」というご相談は少なくありません。小児矯正は、始める年齢、歯ならびやかみ合わせの状態、使用する装置、治療期間によって費用が変わります。また、費用面だけでなく、幼児期・小児期から始めることで、顎の成長、鼻呼吸、舌の位置、唇の閉じ方、口元の印象に良い影響が期待できる場合もあります。本コラムでは、子供矯正の費用と、早期に相談するメリットについて解説します。
結論:子供矯正の費用は、今の治療費だけでなく総額と成長期のメリットで考えることが大切です
子供矯正の費用は、装置代だけで決まるものではありません。小学校に入る前であれば、小児夜間マウスピース矯正で口呼吸や舌癖、顎の発育に働きかけ、比較的シンプルな治療で改善を目指せる場合があります。さらに、幼児期・小児期から始めることで、歯ならびだけでなく、鼻呼吸、舌の位置、唇の閉じ方、かみ合わせ、口元や顔立ちの印象にも良い影響が期待できる場合があります。一方で、歯の生え替わりが進むと、小児本格矯正や二期矯正が必要になることもあります。費用を考えるときは、最初の治療費だけでなく、将来の治療と成長期に得られるメリットまで含めて確認しましょう。
子供矯正の費用は何で変わる?
子供矯正の費用は、年齢、治療目的、歯ならびやかみ合わせの状態、使用する装置、治療期間、通院回数、二期矯正の有無によって変わります。同じ「子供矯正」でも、口呼吸や舌癖に働きかける治療なのか、顎の成長を利用する治療なのか、歯を具体的に動かす治療なのかによって内容が異なります。
たとえば、小学校に入る前の早い時期であれば、小児夜間マウスピース矯正によって、お口の使い方や顎の発育に働きかける治療を検討しやすくなります。この段階では、歯を一本一本細かく動かすというより、将来の歯ならびを良い方向へ導く土台づくりが中心になります。
一方で、前歯や6歳臼歯が生えてくる時期になると、永久歯が並ぶスペース、歯のガタガタ、出っ歯、受け口、かみ合わせのずれなどが見えやすくなります。この場合は、小児インビザライン矯正やワイヤー矯正、拡大装置などを使う小児本格矯正が必要になることがあります。
つまり、子供矯正の費用は「何歳で始めるか」だけでなく、「何を目的に治療するか」で変わります。料金表を見るときは、装置名だけでなく、治療のゴールを確認することが大切です。
装置の種類で費用は変わる
子供矯正には、小児夜間マウスピース矯正、小児インビザライン矯正、ワイヤー矯正、拡大装置、リンガルアーチなど、さまざまな装置があります。取り外し式の装置か固定式の装置か、歯をどの程度動かすか、治療期間がどのくらいかによって費用は変わります。装置の名前だけで比較するのではなく、お子さまに必要な治療内容を確認しましょう。
治療期間と通院回数でも費用は変わる
治療期間が長くなるほど、通院回数や調整回数が増えることがあります。医院によっては、総額制の料金体系もあれば、装置代と調整料が分かれている場合もあります。最初に提示された費用に、検査料、診断料、調整料、装置の再製作費用、保定装置の費用が含まれているかを確認することが大切です。
小児夜間マウスピース矯正の費用の考え方
小児夜間マウスピース矯正は、小学校に入る前の早い時期に検討しやすい治療です。寝るときだけ、または就寝中を中心にマウスピース型の装置を使い、口呼吸、舌の位置、唇や頬の筋肉のバランス、顎の発育に働きかける治療です。いわゆるトレーナー矯正に近い考え方です。
この時期は、顎の成長の余地が大きく、歯を細かく動かすというよりも、歯ならびやかみ合わせを悪くする原因に早めにアプローチしやすい時期です。そのため、費用対効果を考えると、小学校に入る前の小児夜間マウスピース矯正は、比較的コスパのよい治療になりやすいと考えられます。
また、この時期から治療を始めるメリットは、費用面だけではありません。鼻呼吸、舌の位置、唇を閉じる力、顎の発育、かみ合わせに早めに働きかけることで、口元や顔立ちの印象が整いやすくなる場合があります。成長期だからこそ、歯だけでなく、お口まわりの機能や顎の発育を含めて考えることが大切です。
ただし、小児夜間マウスピース矯正だけですべての歯ならびが治りきるわけではありません。効果には個人差があり、顎の成長、装置の使用状況、口呼吸や舌癖の改善度、永久歯の大きさによって結果は変わります。治りきらなかった場合でも、口呼吸や舌癖が改善し、顎の発育が良い方向へ進んでいれば、その後の小児インビザライン矯正や小児本格矯正の土台になる場合があります。
早い時期ほど少ない負担で大きな変化を期待しやすい
小学校に入る前は、顎の成長やお口の使い方に働きかけやすい時期です。この時期に口呼吸や舌癖、顎の発育にアプローチできれば、将来の歯ならびを良い方向へ導ける場合があります。費用を抑えるという意味でも、歯のガタガタが大きくなってから始めるより、早めに相談して治療の必要性を確認することが大切です。
治りきらなくても無駄ではありません
小児夜間マウスピース矯正で完全に治りきらなかった場合でも、治療が無駄になるわけではありません。顎の発育、舌の位置、口呼吸、唇の閉じ方が改善していれば、その後の治療が進めやすくなることがあります。小児矯正は、将来の治療の難易度を下げる土台づくりとして考えることも大切です。
幼児期・小児期から始める機能面と見た目面のメリット
子供矯正は、費用を抑えるためだけに早く始めるものではありません。幼児期・小児期から始めることで、成長期だからこそ得られるメリットがあります。
たとえば、口呼吸があるお子さまでは、舌の位置が下がりやすく、唇を閉じる力も弱くなりやすいことがあります。その状態が続くと、顎の発育や前歯の位置に影響し、歯ならびやかみ合わせが乱れやすくなる場合があります。早い時期に鼻呼吸、舌の位置、唇の閉じ方に働きかけることで、お口の機能を整えやすくなることがあります。
また、顎の発育やかみ合わせは、口元の印象にも関係します。小児期に顎の成長やお口まわりの筋肉のバランスに働きかけることで、口元や顔立ちの印象が整いやすくなる場合があります。もちろん、矯正治療をすれば必ず顔立ちが変わる、必ず見た目が良くなるというわけではありません。成長には個人差があり、骨格的な要素もあります。
それでも、幼児期・小児期は、歯だけでなく、顎の成長やお口の使い方を含めて見直しやすい貴重な時期です。費用だけでなく、機能面、見た目面、将来の治療のしやすさまで含めて考えると、早めに相談する価値があります。
鼻呼吸・舌の位置・唇の閉じ方に働きかけやすい
小児期は、お口の使い方を身につけていく時期です。口呼吸、低い舌の位置、唇を閉じにくい癖がある場合、早めに働きかけることで、鼻呼吸や舌の位置、唇の閉じ方を整えやすくなる場合があります。これらは歯ならびだけでなく、かみ合わせや顎の成長にも関係します。
口元や顔立ちの印象にも関係する場合があります
顎の発育やかみ合わせ、前歯の位置、唇の閉じ方は、口元や顔立ちの印象に関係することがあります。小児矯正では、歯を並べることだけでなく、成長期にお口まわりの機能を整えることも大切です。ただし、見た目の変化には個人差があるため、治療前に目的と限界を確認しておくことが大切です。
小児インビザライン矯正・小児本格矯正の費用の考え方
前歯や6歳臼歯が生えてくる時期になると、歯ならびやかみ合わせの問題がより具体的に見えてきます。この時期には、小児インビザライン矯正やワイヤー矯正、拡大装置などによる小児本格矯正を検討する場合があります。
小児インビザライン矯正は、透明なマウスピース型装置を使い、歯ならびや歯列の形を整えていく治療です。取り外しができるため、食事や歯みがきがしやすい一方で、決められた装着時間を守る必要があります。装着時間が不足すると、治療期間が長くなったり、予定通りに歯が動かなかったりすることがあります。
小児本格矯正では、ワイヤー矯正、急速拡大装置、リンガルアーチなどの固定式装置を使うことがあります。固定式装置は取り外しができないため、装着忘れの心配が少ない一方で、装置の周囲に汚れがたまりやすく、むし歯予防が大切になります。
小児インビザライン矯正や小児本格矯正は、歯の位置、歯列の幅、永久歯が並ぶスペース、かみ合わせをより具体的に整える治療です。そのため、小児夜間マウスピース矯正よりも費用が高くなる場合があります。ただし、早期治療でお口の癖や顎の発育が改善していれば、小児本格矯正の難易度が下がることもあります。
装着時間を守れるかも費用対効果に関係します
小児インビザライン矯正では、装着時間を守ることが治療結果に影響します。装置を外している時間が長いと、治療が進みにくくなり、期間が延びることがあります。治療期間が長くなると、通院や管理の負担も増えやすくなります。費用対効果を考えるうえでも、お子さま本人とご家庭が無理なく続けられるかを確認することが大切です。
固定式装置は装着忘れが少ない一方、管理が大切です
ワイヤー矯正や拡大装置などの固定式装置は、患者さん自身が取り外す必要がないため、装着時間不足の心配が少なくなります。一方で、装置の周囲に汚れが残りやすく、むし歯や歯肉炎の予防が重要です。費用だけでなく、治療中の管理のしやすさも含めて考えましょう。
二期矯正まで含めた総額で考えることが大切
子供矯正の費用を考えるときは、一期矯正だけでなく、二期矯正まで含めた総額を確認することが大切です。小児矯正で歯ならびやかみ合わせが改善しても、永久歯が生えそろった後に、二期矯正が必要になる場合があります。
二期矯正では、歯をより細かく並べたり、上下のかみ合わせを仕上げたり、口元のバランスを整えたりします。小児期の治療は、成長を利用して今できることを行い、将来の選択肢を増やす治療です。そのため、小児矯正をすれば必ず二期矯正が不要になるわけではありません。
一方で、小児夜間マウスピース矯正や小児本格矯正によって、顎の発育や歯が並ぶスペース、お口の癖に早めにアプローチできていれば、二期矯正の難易度を下げられる場合があります。たとえば、歯を動かす量が少なくなる、抜歯の可能性を減らせる、治療期間を短くできるといったメリットが期待できることがあります。
一期矯正と二期矯正の料金制度を確認しましょう
医院によって、一期矯正と二期矯正の料金制度は異なります。早期治療の費用が二期矯正に一部反映される場合もあれば、別料金になる場合もあります。最初の相談時に、「二期矯正が必要になった場合の費用はどうなるのか」「同じ医院で治療を続ける場合の移行制度はあるのか」を確認しておくと安心です。
子供矯正の費用で確認しておきたいポイント
子供矯正の費用を比較するときは、料金表の金額だけで判断しないことが大切です。同じ「小児矯正」でも、治療の目的や含まれる内容は医院によって異なります。
確認したいのは、検査料、診断料、装置代、調整料、保定装置の費用、装置の再製作費用、二期矯正への移行費用などです。総額制なのか、通院ごとに費用がかかるのか、装置を追加する場合に別料金が必要なのかも確認しておきましょう。
また、治療のゴールも大切です。顎の発育や口呼吸・舌癖に働きかけることが目的なのか、歯ならびをある程度整えることが目的なのか、永久歯が生えそろった後の仕上げまで含むのかによって、費用の意味は変わります。
費用を抑えたいと考えることは自然ですが、安さだけで選ぶと、必要な診断や管理が不足する可能性があります。子供矯正では、成長や生え替わりに合わせて方針を見直すことが大切です。費用だけでなく、診断、通院管理、むし歯予防、将来の治療計画まで確認しましょう。
治療のゴールを確認する

その費用でどこまで治療するのかを確認しましょう。お口の癖を整えるところまでなのか、歯列の幅やスペース不足まで対応するのか、二期矯正まで含むのかによって、費用の意味は変わります。料金表だけでは分からない部分を、相談時に確認することが大切です。
追加費用の可能性を確認する
装置の再製作、治療期間の延長、二期矯正への移行、保定装置など、追加費用が発生する可能性があるかを確認しましょう。最初に総額の見通しを聞いておくことで、後からの不安を減らせます。
むし歯予防や定期管理も費用対効果に関係します
矯正中にむし歯や歯肉炎が増えると、治療が予定通りに進みにくくなる場合があります。小児夜間マウスピース矯正や小児インビザライン矯正では、装置の洗浄と就寝前の歯みがきが大切です。固定式装置では、装置の周囲に汚れがたまりやすくなります。歯ならびだけでなく、お口全体の健康を守ることも大切です。
早く始めると子供矯正の費用は抑えられる?
早く相談することで、結果的に費用を抑えやすくなる場合があります。特に、口呼吸や舌癖、顎の小ささ、スペース不足などに早めに気づければ、成長を利用した治療を検討しやすくなります。
小学校に入る前であれば、小児夜間マウスピース矯正でお口の使い方や顎の発育に働きかけられる場合があります。この時期に大きな問題を軽くできれば、その後の小児本格矯正や二期矯正の難易度を下げられることがあります。
また、小児期や幼児期から始めるメリットは、費用面だけではありません。顎の成長、舌の位置、鼻呼吸、唇の閉じ方、かみ合わせなどに早めに働きかけることで、歯ならびだけでなく、口元や顔立ちの印象が整いやすくなる場合があります。さらに、口呼吸が改善し、鼻呼吸がしやすくなる、前歯でかみやすくなる、唇を閉じやすくなるなど、機能面の改善につながることもあります。
ただし、早く始めれば必ず費用が安くなる、必ず顔立ちがよくなる、というわけではありません。経過観察でよい時期に無理に装置を使う必要はありませんし、早期治療を行っても、成長や生え替わりによって追加治療が必要になる場合もあります。大切なのは、早く治療を始めることではなく、早く相談して、必要な時期を逃さないことです。
早期相談はすぐ治療を始めることではありません
早く相談したからといって、必ずすぐに治療を始めるわけではありません。今は経過観察でよいのか、小児夜間マウスピース矯正が向いているのか、小児本格矯正を検討すべきなのかを確認することが大切です。適切な時期を見極めることで、費用面だけでなく、成長や機能面にも配慮した治療計画を立てやすくなります。
子供矯正の費用が気になる方は、西宮市甲子園の伊藤歯科クリニックにご相談ください
子供矯正の費用は、年齢、歯ならび、かみ合わせ、顎の成長、使用する装置、二期矯正の有無によって変わります。小学校に入る前であれば、小児夜間マウスピース矯正でお口の使い方や顎の発育に働きかけられる場合があります。歯ならびだけでなく、鼻呼吸、舌の位置、唇の閉じ方、口元の印象など、成長期だからこそ期待できるメリットもあります。伊藤歯科クリニックでは、お子さまのお口の状態を確認し、今必要な治療だけでなく、将来の二期矯正の可能性も含めて、費用面をわかりやすくご説明します。子供矯正の費用が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
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監修者プロフィール
- プロフィール
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大阪大学歯学部卒業。同大学大学院修了(歯学博士)。
口腔外科領域において高度な臨床経験を積んだ後、伊藤歯科クリニックを開院。
歯科医師臨床研修指導医。3500症例以上の矯正治療経験を有するマウスピース矯正の臨床家。
甲子園矯正歯科 伊藤歯科クリニックでは、年間300症例以上を院長自ら一貫して直接治療・経過管理している。
さらに外部歯科医院を含め年間750症例以上のマウスピース矯正治療を統括・管理し、インビザライン・ブルーダイヤモンドプロバイダーに認定。
多数症例の解析データに基づき、再現性と安全性を重視した治療設計を実践している。 - 資格
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- 歯科医師(大阪大学歯学部卒業)
- 歯学博士(大阪大学大学院歯科口腔外科)
- 歯科医師臨床研修指導医
- インビザライン(マウスピース矯正)
- ブルーダイヤモンドプロバイダー(年間750症例以上)
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