歯周病は、静かに進み、長く付き合う病気です。
一度きりの治療ではなく、守り続ける医療へ

歯周病は、痛みや腫れといった自覚症状がほとんどないまま、少しずつ進行していく病気です。
気づいた時には、歯を支える骨が大きく失われていることも少なくありません。
だから当院では、「早く終わらせる治療」よりも、悪化させないこと・長く安定させることを大切にしています。
歯周病は、治して終わりではありません。
歯科医師と歯科衛生士がチームとなり、一人ひとりのお口の状態に合わせて、無理なく、続けられる形で守っていく
それが、当院の歯周病治療の考え方です。
気づいた時には、進行していることが多い歯周病
成人の多くが関係する、身近な病気です

歯周病は、むし歯と違って痛みや強い症状が出にくいまま進行する病気です。
そのため、「特に困っていない」「まだ大丈夫」と思っている間にも、少しずつ歯ぐきの中で変化が起きていることがあります。
歯ぐきの炎症は、数日や数週間で急に悪くなるものではありません。
年単位の時間をかけて、静かに進行していくのが歯周病の特徴です。
気づいた時には、歯を支える骨がすでに減ってしまっている、というケースも珍しくありません。
ただし、「気づくのが遅れた=手遅れ」というわけではありません。
大切なのは、今のお口の状態を正しく知り、これ以上悪化させないことです。
歯周病は、放置しなければコントロールしていくことができる病気でもあります。
まずは、「症状があるかどうか」ではなく、状態を確認することから始めてみましょう。
こんな症状はありませんか?
歯周病は、はっきりした痛みが出にくいため、ちょっとした変化として現れることが多い病気です。
以下の中で、「最近少し気になるな」と感じるものがあれば、ご自身のお口の状態を知るきっかけにしてみてください。
朝起きたとき、
お口の中がネバつく感じがする
口臭が気になることがある

歯ぐきが赤くなっている、腫れている気がする

歯みがきのときに血が出ることがある

歯が少し長くなったように感じる

歯ぐきがムズムズする、違和感がある

かたいものが噛みにくくなった

歯と歯の間に、すき間ができてきた気がする

これらは、歯周病に特有の初期サインであることがあります。
ただし、当てはまったからといって、すぐに重い状態というわけではありません。
大切なのは、「気になる変化があるかどうか」を知り、今のお口の状態を一度確認してみることです。歯周病は、早めに状態を把握し、無理のない形でケアを続けていくことで、悪化を防いでいくことができます。
当院の考え方

歯周病は、「悪くなったところを一度きれいにすれば終わり」という病気ではありません。
お口の状態や生活習慣、年齢の変化などによって、経過は一人ひとり異なります。
そのため当院では、決まった手順を当てはめるような治療ではなく、今のお口の状態を丁寧に確認し、長く安定させることを大切にしています。
治療の目的は、歯ぐきの炎症を抑えることだけではありません。
これ以上悪化させず、できるだけご自身の歯で噛み続けられる状態を守ることです。
また、歯周病の治療は、歯科医師だけで完結するものではありません。
歯科医師と歯科衛生士がチームとなり、治療からその後のケアまで一貫してサポートしていくことで、安定した状態を保ちやすくなります。
当院では、「今どのような状態なのか」「これから何に気をつけていくとよいのか」
を分かりやすくお伝えし、無理のない形で続けられる歯周病治療を一緒に考えていきます。
治療の土台は「保険歯周治療」

当院の歯周病治療は、まず保険診療による歯周治療を大切にしています。
歯周病は、歯ぐきの炎症や歯周ポケット内の汚れを適切に取り除き、お口の中の環境を整えていくことで、改善や安定が期待できる病気です。
保険の歯周治療でも、歯石やバイオフィルムの除去、炎症のコントロールといった歯周病治療の基本となる処置は、しっかりと行うことができます。
当院では、「まずは保険の範囲で、今できることをきちんと行う」という考え方を大切にしています。
いきなり特別な治療を前提にするのではなく、現在のお口の状態を確認し、必要な治療を一つずつ積み重ねていきます。
また、歯周病の状態や進行の仕方は人それぞれ異なります。
そのため、治療の進め方やペースについても、画一的に決めるのではなく、患者さんの状態やご希望に合わせて調整していきます。
保険診療による歯周治療は、歯周病を改善・安定させるための大切な土台です。当院では、この土台を丁寧に整えたうえで、その後の管理やケアへとつなげていくことを重視しています。
継続管理の重要性

歯周病は、治療によって炎症を落ち着かせることができます。
しかし、治療が終わったあとに何もせずにいると、再び悪化してしまうことが少なくありません。
これは、歯周病が一時的な病気ではなく、お口の環境や生活習慣と深く関係する病気だからです。大切なのは、「一度きれいにすること」よりも、良い状態をできるだけ長く保つことです。
そのため当院では、治療が終わったあとも、歯ぐきの状態や歯周ポケットの変化を定期的に確認しながら、必要なケアを続けていくことを重視しています。
歯周病の管理は、毎回同じことを繰り返すだけではありません。その時々のお口の状態に合わせて、ケアの内容や間隔を調整しながら、無理なく続けていくことが大切です。
歯周病は、きちんと管理すれば、安定した状態を保ち続けることができる病気でもあります。
当院では、治療の先にある「管理」までを含めて、歯周病治療と考えています。
当院の強み
専門チームによる
手厚いサポート

歯周病の治療や管理において、歯科衛生士の役割はとても重要です。
歯周病は、治療をして終わりではなく、その後の状態を見守り、整え続けることで安定していく病気です。
そのため当院では、歯周病治療とメインテナンスを専門的に行う歯科衛生士の体制づくりを大切にしています。
歯周病は、治療をして終わりではなく、その後の状態を見守り、整え続けることで安定していく病気です。
そのため当院では、歯周病治療とメインテナンスを専門的に行う歯科衛生士の体制づくりを大切にしています。
当院には、歯科衛生士が16人在籍しており、歯科医師と連携しながら、治療からその後のケアまでを継続してサポートできる体制を整えています。
定期的なクリーニングや歯ぐきのチェックを通して、小さな変化を見逃さず、必要に応じてケアの内容や頻度を調整していくことが可能です。
これにより、歯周病の再発や悪化を防ぎやすくなります。
当院では、厳密な担当制を設けているわけではありませんが、できるだけ同じ歯科衛生士が継続してケアを担当できるよう配慮しています。
毎回の診療後に、ケアを行った歯科衛生士が次回のご予約をお取りするため、結果として、同じ歯科衛生士が続けて担当するケースが多くなります。
これにより、お口の状態だけでなく、生活習慣やセルフケアの癖なども把握しやすくなり、小さな変化にも気づきやすい、安心感のある継続管理につながっています。
当院では、歯科医師と歯科衛生士がチームとなり、長く安定したお口の状態を守ることを目標に、歯周病治療とメインテナンスに取り組んでいます。
最新設備による
快適な治療

歯周病の治療やメインテナンスは、一度きりではなく、継続して受けていただくことが大切です。
そのため当院では、「できるだけ不快感が少なく、通い続けやすいこと」を重視した環境づくりに取り組んでいます。
当院では、EMS社のエアーフローを5台導入し、歯周病治療やメインテナンスに活用しています。
エアーフローは、微細なパウダーと水流を使って、歯の表面や歯ぐきの周囲の汚れをやさしく除去するクリーニング方法です。
従来の器具による処置と比べて、振動や音、不快感が少なく、歯ぐきへの負担を抑えながらケアを行うことができます。
「痛みが苦手」「クリーニングがつらいと感じたことがある」という方にも、比較的受けていただきやすい方法です。
また、複数台のエアーフローを常時使用できる体制を整えることで、歯科衛生士によるケアを安定して行うことができ、治療からメインテナンスまでをスムーズにつなげやすくなります。
歯周病の管理で大切なのは、無理なく、気持ちよく続けられることです。
当院では、治療の内容だけでなく、受けていただく時間そのものが負担になりにくいよう、設備面からも歯周病治療・メインテナンスを支えています。
お口の健康は、全身健康への入口
お口と全身の深いつながり
歯周病が全身の病気に影響を及ぼします。
心血管疾患
動脈硬化や心筋梗塞のリスクが上昇
糖尿病
糖尿病が悪化しやすくなる
健康を守るための予防と定期検診
定期的な検診でお口の健康をチェック
毎日の歯みがきだけでは不十分
歯みがきだけでは歯周病の予防は難しい
定期検診で、「小さな変化」を発見
早期に対応することで、糖尿病の進行を防ぎ、状態を安定させます。
目指すのは治療ではなく、
「安全な状態を保つ」こと定期的な管理が、お口だけではなく将来の全身の健康を支えます。
お口の中の状態は、実はお口だけの問題にとどまらず、全身の健康とも深く関係していることが分かってきています。
歯周病による歯ぐきの炎症が続くと、炎症に関わる物質や細菌が血流を通じて全身に影響を及ぼすことがあります。
その結果、糖尿病や心血管系の病気など、さまざまな全身疾患との関連が指摘されています。
また、全身の状態が歯周病に影響することもあります。
たとえば、糖尿病などの持病がある場合、歯ぐきの炎症が治りにくくなったり、歯周病が進行しやすくなることがあります。
このように、お口の健康と全身の健康は、一方通行ではなく互いに影響し合う関係にあります。
だからこそ当院では、「今、強い症状があるかどうか」だけでなく、これから先の健康も見据えたお口の管理を大切にしています。
歯周病を安定した状態に保つことは、お口の中を守るだけでなく、毎日の生活や将来の健康を支えることにもつながります。
予防と定期検診

歯周病を防ぐうえで大切なのは、特別なことを一度だけ行うことではありません。
良い状態を保ち続けることです。
毎日の歯みがきはとても重要ですが、ご自身のケアだけで、歯周病を完全に防ぐことは難しい場合もあります。
歯ぐきの中の汚れや、少しずつ変化する状態は、自分では気づきにくいことが多いからです。
定期検診では、歯ぐきの状態や歯周ポケットの深さ、汚れのつき方などを確認しながら、
その時点で必要なケアを行っていきます。
これにより、悪化する前の小さな変化に気づき、早めに対応することができます。
また、定期的にお口の状態を見ていくことで、ケアの間隔や内容を、無理のないペースに調整することも可能です。
「毎回同じことをする」のではなく、今の状態に合わせて整えていくことが、歯周病予防の基本になります。
歯周病は、きちんと管理すれば、安定した状態を長く保つことができます。
当院では、治療だけでなく、歯周病を防ぎ、守っていくための定期検診を大切にしています。
- 歯周病は治りますか?
歯周病は、早めに状態を把握し、適切な治療と管理を行うことで、症状を改善し、安定した状態を保つことができる病気です。
ただし、進行して歯を支える骨が大きく失われてしまった場合、元の状態に完全に戻すことは難しいこともあります。
そのため当院では、「一度で治す」ことよりも、これ以上悪化させず、良い状態を維持することを大切にしています。
- 歯周病の治療は痛いですか?
歯周病の初期治療やメインテナンスでは、強い痛みを感じることは少ない場合がほとんどです。
歯ぐきの炎症が強い場合には、処置の内容に応じて麻酔を使用することもありますので、痛みが不安な方は遠慮なくお伝えください。
また当院では、できるだけ不快感を抑えたケアができるよう、器具や方法にも配慮しています。
- どのくらいの期間、通院が必要ですか?
通院期間や回数は、歯周病の進行度やお口の状態によって異なります。
軽度の場合は、数回の治療で落ち着くこともありますが、中等度以上の場合には、
一定期間をかけて治療と管理を行っていく必要があります。
治療後も、状態を安定させるために、定期的なチェックとケアを続けていくことが大切です。
- 歯周病は薬だけで治せますか?
歯周病の主な原因は、歯ぐきの中にたまった汚れや細菌による炎症です。
そのため、基本となるのはクリーニングや歯石の除去になります。
状態によっては、補助的にお薬を使用することもありますが、薬だけで歯周病を治すことは難しく、治療やケアと組み合わせることが重要です。
- 歯周病と全身の病気は関係がありますか?
はい。
歯周病による慢性的な炎症は、糖尿病や心血管系の病気など、全身の健康と関係していることが分かってきています。
また、全身の状態が歯周病に影響することもあります。
そのため当院では、お口の中だけでなく、全身の健康も見据えた歯周病管理を大切にしています。
- 喫煙は歯周病に影響しますか?
喫煙は、歯ぐきの血流を悪くし、炎症が治りにくくなるため、歯周病が進行しやすい要因のひとつとされています。
治療や管理の効果を高めるためにも、可能な範囲で禁煙や本数を減らすことをおすすめしています。
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