日本臨床歯科CADCAM学会で院長が講演を行いました
先日開催された「一般社団法人日本臨床歯科CADCAM学会」にて、当院の院長が講演を行いました。

今回の講演では、これからの歯科医療における「時間」の考え方や、デジタルを活用した患者さんへの説明、そして診療の質を安定して高めていくための仕組みづくりについてお話ししました。

口で説明する時代から、見せて伝える時代へ
〜デジタルで変わる歯科衛生士の仕事スタイル〜
「30分診療」に込めている考え方
「30分診療」と聞くと、短い時間で診断や治療まで終わらせるというイメージを持たれるかもしれません。
しかし当院が大切にしているのは、単に診療時間を短くすることではありません。
診療時間内では、診断に必要な検査や記録を確実に行い、収集した資料をもとに、診療後に十分な時間を確保して診断や治療計画を検討します。
限られた診療時間の中で急いで判断するのではなく、「必要な情報を集める時間」と「診断・治療計画を考える時間」を分けることで、より丁寧で質の高い医療につなげることを目指しています。
また、医院全体の診療の流れを整えることで、患者さんの待ち時間をできるだけ減らすことにもつながります。
「見せて伝える」分かりやすい患者説明へ
歯科医院で説明を受けても、言葉だけでは「自分の歯が今どうなっているのか」「なぜ治療が必要なのか」が分かりにくいことがあります。
そのため当院では、言葉だけで説明するのではなく、お口の中の写真やスキャンデータなどを活用し、患者さん自身にもお口の状態を確認していただくことを大切にしています。
現在の状態や治療が必要な理由をできるだけ分かりやすくお伝えし、治療の選択肢をご説明したうえで、患者さんの意思を確認しながら治療を進めています。
安定した質の高い診療を提供するために
今回の講演では、歯科衛生士の仕事についてもお話ししました。
良い仕事とは、単に「速い」ことではなく、「速さ・質・安定」のバランスが取れていることだと考えています。
限られた診療時間の中でも必要な確認や処置を確実に行い、質の高い診療を安定して提供するためには、スタッフそれぞれの経験や感覚だけに頼らない仕組みづくりが重要です。
当院では、基本となる診療の流れや判断基準を整えたうえで、患者さん一人ひとりのお口の状態に合わせて対応しています。
基本となる「型」を身につけ、使いこなし、そこから個別に対応し、さらにその型自体も改善していく。この積み重ねが、診療の質を高めることにつながると考えています。
効率化は「患者さんと向き合うため」の仕組みづくり
歯科医療における効率化は、単に多くの患者さんを診療したり、診療時間を短くしたりすることが目的ではありません。
診療中の中断や待ち時間、スタッフが判断に迷う時間などを減らすことで、本当に必要な診療や患者さんへの説明に時間を使える環境をつくることが目的です。
例えば、メンテナンス時に治療が必要と思われる箇所が見つかった場合も、その場で急いで判断するのではなく、まず必要な検査や記録を行います。
その情報をもとに診断・治療計画を整理し、患者さんに分かりやすくご説明したうえで、今後の治療方針を一緒に考えていきます。
これからも分かりやすく、質の高い歯科医療を
今回の講演では、日々の診療の質を高めるための考え方や、デジタルを活用した患者説明、効率と診療の質を両立するための当院の取り組みについてお話ししました。
当院では、必要な検査や記録を確実に行うこと、診断・治療計画を十分に検討すること、そして患者さんに分かりやすく説明し、意思を確認しながら治療を進めることを大切にしています。
今回のような学会での発表や他の歯科医療従事者との情報共有も、日々の診療を見直し、より良い医療につなげていく機会の一つです。
これからも患者さん一人ひとりに適した歯科医療を提供できるよう、スタッフ一同取り組んでまいります。

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